2012年5月23日 (水)

モーガンの公準的な発想の重要性

 僕が今日も練習参加した高飛び込みのクラブにガビさんというベテラン女性選手がいる。多分年齢は70歳ぐらいだろうから、ホントにベテランだと思います。このガビさん、教え魔です。きっと良かれと思ってやってくれてるんだろうけど、毎回僕に付きっ切りで細かいアドバイスを引っ切り無しに与えてきて僕を混乱させます。ガビさんはいつも午後7時頃にやって来る。僕の稽古開始は午後6時からだから、彼女の存在によって、僕が練習に集中出来る時間は実質1時間しかありません。

 そうやって久々に自分が誰かに何かを教わる立場になってみると、その経験はサッカーコーチの仕事をやる上でも役立つなと最近感じるようになってます。先程のガビさんの話を例にすると、欠点を指摘すること自体は間違いじゃない。適切な仕事だと思う。彼女の指導方法で問題なのは、選手に時間を与えていないということです。1回何かについてアドバイスして僕にやらせてみて、それが終わると直ぐに別のことについてのアドバイスを始める。これだと、聞いてる側からすれば何を意識したらいいのかが全く分からなくなって、良かれと思ってやってることが単に相手を混乱させてるだけということになる。実際、ガビさんに話し掛けられ始めると僕のパフォーマンスは極度に悪くなるんです。毎回そういうパターンだね・・・。
 高飛び込みにしろサッカーにしろ、結果に対して原因が一つということは有り得ないんです。例えばサッカーでボールポゼッションの練習をやってたとします。思うようにパスが繋がりません。でも「パスが繋がらない」という現象を起こしてる要因は一つじゃないです。ボール保持者のボールコントロールの精度が悪い、ボールを持ってない選手の状況判断が遅い、選手の人数に対してピッチの広さが不十分・・・。理由を考え出したら他にも色々と出てくるはずです。でもそれを一つずつ全部口に出して説明するのはコーチにとっても聞いてる選手にとっても非常に疲れる作業です。しかも疲労の度合いと実際の効果が比例しないんだから尚更厄介だよね・・・。だから指導者は、現在進行形で起きてる現象の原因の中からどれか1つ、多くても2つを選び出して選手に伝えなきゃダメで、その1つ2つの選び方というのも、コーチの腕前を評価する上でのポイントの一つだと僕は思ってます。

 選び方は人それぞれだと思いますが、僕が日本でサッカーコーチをしている時にそういう場面に出くわした時は、まず自分が言いたいことを頭の中で反芻(はんすう)してました。そしてその内容が少し難しいことを表現しようとしてると感じたら、よりシンプルなことに原因を求める作業を行うようにしてました。
 ここで少し話は逸れますが、モーガンの公準というのをご存知でしょうか?心理学を専攻してる学生だったら聞いたことのある言葉かもしれません。ちなみに僕も大学時代の専攻は心理学でした。モーガンの公準についてウィキペディアの言葉を借りれば、「低次の心的な能力によって説明可能なことは、高次の心的な能力によって解釈してはならない」ということ。つまり、「シンプルな言葉で表現出来ることを難しい言葉で説明しようとするのはダメですよ」ってことです。
 5年間サッカーコーチの仕事をやってきた経験から言って、自分が選手達に少々難しい説明をしなければならない時は、往々にしてシンプルで基本的な部分に問題が発生している場合が多いんです。「声を出す」とか「周りを見る」とかっていう基本的な部分が出来ていないんだけど、そういうシンプルで基本的なことよりも技術的なことや戦術的なことに目を向けてしまうから、選手に対する説明も自然と難しくて複雑な内容になってしまう。だから選手に対して何かを言おうと思ったら、まずは一旦頭の中で発言の内容をチェックして、「もっと簡単に言えるかどうか」ってのを考えてから発言するようにしてました。折角話しても、その内容が上手く伝わらなかったら全然意味ないからね・・・。

 そうやって数ある課題の中から1つ2つを抽出して、シンプルな言葉で選手に伝える。そのアドバイスに効果があったなと感じたら、タイミングを見計らってワンランク上の要求をして行く。そういう作業の連続だと思うし、むしろそれを連続して行うことが出来ていれば選手個人やチームは自然とレベルアップして行くはず。

 最後に本音を言うと、今回はガビさんのことについてサラッと触れる程度で終わろうと思ってました。でも気がついたら相当長くて真面目な文章になってましたね・・・。まあ、たまにはこういう日記があってもいいと思う。いつも神奈月や野見さんの話をしてると「土佐コーチは何コーチなんですか?」っていうコメントが投稿されてくる可能性もあるので。
 

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2012年5月22日 (火)

明日から再開

 実際のところ、今日まで二日間完全オフ日でした。チャンピオンズリーグ決勝の翌日にデュッセルドルフで陸上の練習をやる予定でしたが、止めました。今日も天候的には25度前後まで行って絶好のトレーニング日和だったんだけど、敢えて何もやりませんでした。午前中のうちに語学学校のレッスンに備えて予習をやって、昼飯食べた後は早めに家を出て語学学校の近くにある本屋やスポーツショップを見て回って、語学学校でレッスンを受けた後はさっさと家に帰ってきました。そして遅めの夕食を食べた後でこうしてブログの更新をしてます。

 以前、何かの場でイチロー選手が

疲れは肉体的なものではなく精神的なものから先にやってくる

という話をしてました。先週土曜日まで僕は連日に渡って個人的にはハードなメニューをこなしてきました。特に水泳で。100mのタイムが思うように良くなってなくて、スポーツテストまで残り2週間ほどになってなってきて焦りもあって相当きついメニューを毎日自分に課してました。本職の人だったら「大したことねーよ」って言うだろうけど、ほぼビギナーの人間に100m×20本(全部マジで泳ぐ)はきつい。で、それやった後でフォームチェックを兼ねて1,000mゆっくり泳ぐのとインターバルトレーニング(50mはゆっくり、残りの50mはマジ)を10本やって・・・。先週水曜日から土曜日までの4日間はずっとそういうメニューでした。水泳やったことない人にはイマイチ分からないことかもしれませんが、ビギナーがやったら発狂するメニューだと思う。毎回練習始める前に「よし、死んで来い!」って自分に言い聞かせながらプールに入ってたんだから異常だよね・・・。
 そして金曜日あたりから「あれ、なんかオカシイな」っていう予兆はありました。頭がボーっとして集中力がない。鏡で確認したわけじゃないけど無表情になってる自分がイメージ出来る。でも毎日タイムを測ってるけど自分の期待通りのタイムが出てくれないから余計に焦る。そういう悪循環に陥ってました。それで自分でも相当悩んだんだけど結果的に2日間休むことにしました。この2日間はホントに一切のトレーニングをしてません。「少しぐらいやった方がいいんじゃないかな」って何回も思いました。でも止めました。休む前の状態でトレーニングを続けてたら心が壊れていたと思う。僕は大学で心理学を専攻してたから鬱病に関しては一般人より知識豊富なんだ。そしてその知識に沿って考えて行くと、先週土曜日の時点での僕は鬱の一歩手前だった。我ながら良い判断だったと思ってます。

 精一杯努力しても結果が出ないという状況が往々にして起こることは事実ですが、精一杯努力しない限り結果を出すチャンスはやって来ないということも事実。そして自分の今やってること、それから自分自身を信じられるかどうかが大事なんだと思います。2日間休んで気持ちの面でも肉体的な疲労の部分でもリセット出来ました。明日はデュッセルドルフに行って陸上の練習やります。スポーツテストに合格出来る可能性は、今のところ50~60%といったところです。でも可能性云々の前に、出来ることを全てやりきりたいです。「まだ行けるか?」と自分自身に問いかけて、「勿論だ!」という声が聞こえてくる限り、僕はまだ頑張れると思う。

人は何度やりそこなっても、「もういっぺん」の勇気を失わなければ、かならずものになる ~松下幸之助

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2012年5月21日 (月)

思いついたことを文字に起こしてみました

 基本的に、「何も考えない」という瞬間は有り得ない。誰だっていつだって何かしらのことを考えているはずで、それは僕も一緒。陸上競技のトレーニングのためにデュッセルドルフに行くまでの約20分間はi-podで音楽を聞いて過ごしてます。Mr.Childrenと槙原敬之の曲を聞いてることが多いかな。ミスチルの「彩り」とマッキーの「どんなときも」は常に聞いてる。今だけでなく日本でサッカーコーチをやっていた時も、この2曲だけはいつも聞いていたんだ。僕に勇気を与えてくれる2曲です。

彩り

どんなときも

 すいません、話が逸れました。とにかく僕はデュッセルドルフに行くまでの間に音楽を聞きながら色々なことを考えてるんだ。その日の練習で意識すべきポイントについて考える時もある。それ以外だと、日本での5年間の指導者生活について、自分の少年時代について、過去に自分と接点のあった女性達についてとか色々。そういうことを不規則に漫然と思い出したりしている。そして自分の将来について考えることも勿論あります。
 今は「Schuler?」って尋ねられたりしてるけど、僕だって永遠に若いわけじゃない。いつかはオッサンと呼ばれるような年齢になるし、もしかしたら10代の若者にとって現在28歳の僕は既に十分にオッサンの域に達しているのかもしれない。でも僕の感覚では「オッサン」と呼ばれる年齢層はもう少し上の年代だと思う。そしてその年代に自分が差し掛かった時、一体自分はどうなっているのか。そういうことについても考えたりする。いつも答えは出ない。でも、「そう言えば、あそこに住んでるオッサン、昔ドイツで生活してたらしいよ」みたいなことを近所の兄ちゃん達に言われるオッサンが一人ぐらい存在してても問題ないし、むしろ面白いんじゃないかな。そんな結論に達していつも考えることを止めてしまってます。自分の10年後や20年後がどうなってるのかは分からない。でも少なくとも面白味のある人間でいたいね。

僕が理想とするオッサン

 今回の日記にはテーマがないな。一体何が書きたかったんだろう。よく分からない。よく分からないまま書き始めて、最後の野見さんで更に分からなくなってしまった。「書きたい」という衝動があったことだけは確かだと思う。次回はもっとテーマを明確にして簡潔に書きます。今日はこれまで。

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2012年5月20日 (日)

神奈月も含めて楽しめた試合でした

Dvd

 今、UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦が行われてます。近所のバーに行けばテレビ観戦出来るけど、今回は止めました。明日は早起きしてデュッセルドルフまで行かないといけないし、スポーツテストまで残り10日ほどだから、休める時にしっかりと体を休めておきたいので家で休養することにしました。その代わりに、ついさっきまで上の画像に載ってるDVDを見てました。とある方から頂いた先日の地区カブスの試合です。実名は伏せておきますが、DVDを届けてくれた方にはこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 まず、DVDを見ていて一番最初に気になったポイントについて。今年度から北中サッカー部の監督さんはW先生が担当してるんですね。最初W先生だと分からなくて、「なんで北中のベンチに神奈月がいるのかな?」っていう疑問が頭から離れなくて、正直言って前半の映像は集中して見れませんでした。申し訳ない。「いつ萩原流行とか武藤敬治のモノマネやってくれんのかな」って思ってたら前半が終わってしまったんだ。

僕が先生に対して要求したかったこと~その1

僕が先生に対して要求したかったこと~その2

 試合の結果と内容については書かないでおきます。今の僕は、そういうことが書ける立場にないので。ただし試合を見ていて懐かしい顔ぶれを見ていて「あいつの背番号は○○なのか」、「あいつ、ここのポジションなんだ」、「あいつ、もう試合出てるのか」等々、個人的には色々と楽しめたゲームでした。そして、「自分も頑張らないとダメだな」という気持ちにもさせられる映像でした。

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2012年5月18日 (金)

アシックスの意外な健闘

 スポーツテストの準備のために陸上施設やジムでトレーニングしてて気づいたんですが、ドイツではアシックスの普及率が意外にも高いです。トレーニングウェアがアシックスという人は見たことないけれど、アシックスの靴を履いてる人は結構多いです。これは別にスポーツに限ったことではなく、街中を歩いていてもアシックスのスニーカーを履いてる人を一日の中で必ず一人は見かける。僕の語学学校の先生であるファビアンもアシックスのスニーカーだしね。ファビアン曰く「デザインがカッコいい」そうです。
 でもトレーニングウェアでも靴でも、一番多いのはアディダスです。アディダスはドイツ生まれのブランドだから当然と言えば当然なんだけど、とにかく多い。10人いたら6,7人はアディダスじゃないかな。アディダス6,7割で、その他プーマとナイキがパラパラっといる感じです。ちなみに日本で人気の高いカッパやアンブロは殆ど見かけません。基本的にアディダスの一人勝ち状態です。
 

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2012年5月16日 (水)

正式な自己ベスト=7m65cm

 先日、砲丸投げで7m83cmの記録を出したとお伝えしましたが、あれは間違いでした。て言うか、書いた僕自身もその時点では間違いに気づいてなくて、先週金曜日にやっと気づいたんです。先週金曜日もデュッセルドルフで砲丸投げを行い、その時には7m91cmまで行きました。「もう砲丸投げは完全にOKだな」と思いながら砲丸をふと眺めると、『6.25』という数字が・・・。嫌な予感がしたので受付のオジサンに「これは6.25kgなのか?」と聞いたら「そうだよ。てか、ここに書いてるじゃん」と言われ、目の前が真っ暗になりました。本番で使用するのは6.25kgではなく7.25kgの砲丸なんです。火曜日も金曜日も、よく確認しない状態で軽い砲丸を使ってたんです。苦労してやっとトンネルを抜けたと思ったらまた地獄へ逆落としっていうね・・・。頭の中がメチャクチャになりながらも7.25kgで試してみましたが、その時は7m40cm付近が限界でした。
 で、昨日気持ちを整理して、今回は7.25kgで挑戦してみました。出ました。7m65cm。しかも3投目に出ました。テストでの合格基準は7m60cmなんでギリギリだけど、6.25kgでやってた時も1度越えたらスッと行くようになったんで、金曜日にもう一度試してみます。多分大丈夫だと思う。

 今、3,4つの種目で微調整が必要になってます。出来てるけど安定感に欠けるという状態の種目が3,4つあって、その精度を上げてる状態です。残り2週間。頑張ります。

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2012年5月14日 (月)

インマーマン通り(通称:日本人街)

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 前回の日記でサラっと触れる程度で終わってしまいましたが、上の画像は最近デュッセルドルフで陸上の練習を終えた後で立ち寄ってる場所です。インマーマン通りという道路に面している一角で、通称「日本人街」。デュッセルドルフ中央駅から徒歩5分ほどの距離にあります。
 現在デュッセルドルフには約7,000人の日本人が生活してます。これはドイツでは最大規模の人数だしヨーロッパ全体でも2番目に日本人の多い町なんだとか(ちなみに1位はどこだか分かりません・・・)。なのでデュッセルドルフには日本人コミュニティが数多く存在していて、僕の母校である早稲田大学の校友会デュッセルドルフ支部もあります。今そういうコミュニティに入ってしまうとそこに頼りがちになってドイツ語の勉強などが疎かになってしまう不安があって一切入ってないのですが、あと半年ぐらいしたら顔を出してみようかなと思ってます。
 インマーマン通りで買い物をする時もあるけれど、そんなにたくさんは買いません。何故なら値段が凄く高いからです。例えば昨日紹介したカレーのルーですが、あれは3.85ユーロでした。日本円だと大体400円ぐらいかな。日本のスーパーで1個400円のカレーのルーって売ってないですよね?日本からドイツに食料品を送ることは法律の関係で禁止されていて、仮に送ったとしても税関で没収されてしまうそうです。かつお節など、税関のドイツ人には使用方法がよく分からないものはセーフみたいだけどね。だから一般人が日本にいる知り合いから日本の食材を送ってもらうことは不可能なため、日本人街で売られてる食材の値段も結果として日本で買う時の2~3倍の値段になってしまうんです。
 その他、上の画像にも載ってますが、本屋さんやラーメン屋さんもあります。店員さんは日本人なので当然日本語OKです。その他日本人スタッフのいる旅行代理店や床屋なんかもあります。どこも値段が高いので、ほぼ毎回見てるだけで終わりなんですが、それでも日本語の飛び交ってる場所に行くと心が落ち着くのも事実です。上の画像のラーメン屋さんは美味しいと評判なんで、スポーツテストに合格したら食べてみようと思います。前回行ったケルン市内の「ベントーボックス」ではクソまずいラーメンを食べさせられたけど、デュッセルドルフのラーメン屋さんは日本人がやってるから大丈夫そうです。少なくともブロッコリーとかは入ってないはずだ。


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2012年5月13日 (日)

ついに買いました

SuihankiKokumaro

 ドイツの食習慣には既に慣れたけれど、自分もやはり日本人なので・・・、ということで昨日ケルン市内のデパートで炊飯器(約55ユーロ)を購入しました。日本の炊飯器と基本的な操作は一緒なんだけど、保温機能が日本製品と比べると断然劣る。昨日試しに炊いてみたご飯を今日の朝食べようとしたらカピカピになってました・・・。炊いたら直ぐ食べないとダメみたいです。それでもご飯が食べられるんだから満足するべきだろうな。
 いつか食べようと思って先日デュッセルドルフの日本人街で買った食材を使って今カレーを作ってます。このカレー食べたら夕方から(今ドイツは午後2時40分頃)水泳の練習に行ってきます。




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ポカール決勝(その2)

 ついさっき男子のポカール決勝が終わりました。5-2でドルトムント勝利。香川は前半3分に先制点を決め、前半終了間際にはレヴァンドフスキが決めた3点目をアシスト。後半35分に守備固めのために他の選手と交代した際には「♪カァ~ガワァ~シンジ~♪」の大合唱だった。今日の試合はZDFっていうドイツの一般放送で流れてたからバーには行かないでホストファミリーと一緒に見てたんだけど、「彼はドルトムントに残るべきだよ」というホストファミリーの意見には僕も賛成です。もうちょっと彼のドイツでの活躍を見たい。でもマンUのファーガソン監督が試合会場に来ているのがカメラに映ってたし、そんなビッグクラブからオファーが来たら・・・。多分マンUに行ってしまうんだろうな。

 ところで今日の試合ですが、結果と内容が逆の試合でした。試合自体は終始バイエルンが中盤を制していて、仮にボールを失ってもそこからの攻守の切り替えが早くてドルトムントに十分な時間とスペースを与えていなかったんです。勿論後半20分頃に4-1のスコアになってからはバイエルンが相当前掛りになってスペースが結構出来てたけど、それまでのドルトムントの攻撃は縦に急ぎ過ぎな印象があって厚みのある攻撃になってませんでした。「厚み」というのは、状況的に複数の選択肢がボール保持者に用意されてる状況のことね。で、そういう厚みのある攻撃じゃないから「多分こうやって攻めるんだろうな」って見てる側が予想した通りの場所にパスが出て行く。テレビで見てる人でさえ分かることなんだからバイエルンのDFにとっても十分に予測可能な攻撃だったはず。とにかく分かりやすかった。でも、そういう見てる側の立場からすると物足りない感じのする攻撃で結果的に5点取ったわけだから効率的というか勝負強いよね。その部分にリーグ2連覇の理由がありそうです。
 それでもバイエルンの取った2点はどちらも過程において見るべきものはありました。1点目はPKだったんだけど、そのPKを奪ったのは、ロッベンのスルーパスに反応してディフェンスラインの裏に抜け出したマリオ・ゴメスをキーパーがファウルで止めて獲得したもの。で、そのゴメスの抜け出したシーンがもしも「やべっちFC」とか月曜日の「すぽると(マンデーフットボール)」で流れたらよく見てください。やっぱり対角線の動きは不変だね。縦方向に真っ直ぐ走り込んでくる選手の動きは、相手DFにとって対処しやすいです。何故なら自分の視野から消えないから。マークの基本として、ボールとマークする相手が同一視野に収まるポジショニングが必要で、相手が真っ直ぐ走ってくる場合は、相手に合わせて自分も少し後ろに下がれば自分の視野からボールと相手が消えることはない。でも斜めに走られるとボールと相手を同一視野に収めるためのポジションに入るのが少しだけ遅れてしまうんです。相手の背後のスペースを取りたい時は対角線(斜め)の動き。これは鉄則です。小学生年代だと、裏を取ろうとして真っ直ぐ走ってしまってオフサイドになったり相手DF体を入れられて上手く対処されてしまう場面が結構多いんだけど、そういうことの多い子には是非見てほしいプレーだったな。それからりべりーの取った2点目。シュートを打つまでのドリブルは相当難易度高かったです。言葉で上手く説明出来ないのが凄く残念なんだけど、サッカー少年達には是非真似してほしいプレーでした。ああいう形で得点を決めれたら最高だろうな。

他にも書きたいことが数多くあるんだけど、それはまた別の機会にします。とにかく面白い試合でした。そしてこんなに面白くてハイレベルな試合をお茶の間でビール片手にテレビ観戦できるドイツの人達はサッカー的には最高に恵まれてると思う。良い場所に来たなと再確認。

 

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ポカール決勝

 柏レイソルの酒井はハノーファーに移籍するみたいですね(詳しくはこちら)。清武(nyるンベルク)の次は酒井か。なんかブンデスリーガは日本人にとって凄く身近なリーグになりつつあるますよね。日本人選手も全部で10人以上いるんじゃないかな、ドイツ国内に。

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 そんなドイツサッカーですが、今日はブンデスポカール(ドイツの国内カップ戦)決勝。男子はこの後午後8時からベルリンでドルトムントvsバイエルン戦がありますが、女子の方はケルンで今日の昼頃に決勝が行われました。バイエルンvsフランクフルトだったかな、確か。なので今日のラインエネルギーシュタディオンは朝から人でごった返してました。スタジアム前の広場で女子サッカーの大会も開催されていて、小学3年生から中学生ぐらいまでの女子選手達が各年代の大会に参加してました。
 ドイツは男子だけじゃなくて女子も世界トップクラスの実力だから当然と言えば当然なんだけど、まず選手の数の多さに驚きました。例えば日本の小学生年代だと、男子チームの中に女子がパラパラっといるのが普通で、女子だけで一つのチームを編成出来るチームって割合としては少ないと思うんです。だから普通に同年代の女子選手だけでチーム編成出来て大会も実施出来てることにまず驚きました。
 次に驚いたのが技術の高さ。少なくとも函館のU-12、U-15年代の女子選手よりレベル高いです。男子と一緒にやっても問題ないかなっていう選手も何人かいたしね。一人だけ抜群に上手い子がいて、わざとファーストタッチを少しだけ大きめにコントロールして相手DFを食いつかせておいてからルーレットで抜き去った瞬間は「こいつ、上手いな」って普通につぶやいてしまいました。

 今日スタジアムに行ったのはポカール決勝のためじゃなくて、スタジアムの横にあるプールで泳ぐためでした。今日から屋外の長水路(50mプール)が使用可能になったので、本番を想定してスピード強化重視で泳ぎこんできました。で、帰りに先程載せた画像などを撮影したというわけです。ドイツは水泳関係の種目も勿論盛んだけど、やっぱりこの国で一番人気のあるスポーツはサッカーなんだなと今日実感しました。女子の試合でこれだけの人が集まるんだからね。早く触れてみたいです、ドイツサッカーに。

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